●シロアリ

皆さんは、シロアリに大事な家屋をむしばまれた事はありませんか?
シロアリについて少し覚えましょう。

◆白アリ君の基礎知識

まず大切なことは、いままでのシロアリに関してもっている中途半端な知識を一度 もどしましょう。シロアリに対応するために必要なポイントとなるシロアリの性質を述べてみよう。
左の写真は、畳屋さんが仕事に行き発見された写真ですが、ここまでにならないと中々消費者には分かりづらいものですね。

@水を好む
 雨漏りや水漏れ、結露水などによって木材が湿っている状態のところにシロアリは発生しやすいですが、 水が溜まっていたり、腐朽菌による被害がひどいところにはあまり被害は少ないようです。

A乾燥していても被害はある
 乾燥していても被害はあリます。床下が乾いていれば来ないとか、木材が湿っていなければ来ないというのは間違いで、つまり床下を乾燥させることはシロアリ対策における十分条件ではないということになります。
B温度が高いところを好む
シロアリは温度が高い場所のほうが活発に活動でき、近年、往宅の高気密・高断熱化や、 生活様式の変化などによって住宅内の温度は上がる傾向にあり、また温暖化の影響もあってか、 わが国のシロアリ被害の範囲は年々広がってきています。

C光・風を嫌う
あまり知られていないが、シロアリは光や風を嫌う。ただし羽アリは光に向かう性質があります。

D食べる木材に好き嫌いがある
これはみなさんもよく知っていること思いますが。ただこうした木材を使えば絶対にシロアリは来ず、 また被害もないと考えるのは間違いだ。たとえばヒノキの白太部分だけを食べながら進んでいる現場は よく経験する。赤身だけであっても蟻道をつくって進んでいくし、場合によっては食べることもある。

Eほとんど何でも口にする
木材などの栄養源となるものは当然のこと、シロアリは何でも口にし、孔を開けて進んでいこうとする。 プラスチック系の断熱材などにもよく孔を開けたりもします。
F口にしないものでもそこに蟻道を作って進む
基礎土台に蟻道をつくることからも分かるように、口にしないものでもその表面に蟻道をつくり、食べる ものを探して進んでいく。

G蟻道を作って土のなかから家内に上がってくる
シロアリの巣であるコロニーは土のなかにあり、そこから家のなかに上がってきます。例外もありますが、まずこう考えておけばよいでしょう。

 

◆ 対処法 ◆

新築時の対策

頭に入れておかなければならないのはシロアリ対策や予防に完璧はないです。しかし工夫をする事は出来ます。 これらの工夫は、発生する確率を減らす、発生しても被害を少なくする。ということとしています。その結論は「定期的に床下を点検することが必要不可欠」というこになります。

@ 雨漏り・水漏れ・結露の発生を防ぐ
これらは、当たり前のことですが、配管以外の水漏れに関しては住まい手の責任も大きく、生活上には注意が必要です。

Aシロアリが口にするようなものを土壌面に接触させない
最近の家ではあまり見かけないが、柱が土壌面にくっついているような家はシロアリを誘っているも同然です。断熱材が土壌にくっついていたり、シロアリが侵入しやすいところに断熱材があるような工法には問題がある。

Bシロアリが好まない木材を使う
ヒノキ、ヒバ、スギなどの赤身(心材)を多く含んだ木材を床下や壁などの主要構造材に使うことで、シロアリの食害による構造強度の低下を少なくできる可能性がある。もちろん束や大引、根太などにもこうした木材を使うほうが望ましいのはいうまでもない。

Cベタ基礎にする
土のなかから上がってくるシロアリの進入路を物理的になくしてしまうと言う意味がある。

D基礎をできるだけ高くする
基礎が高いほどシロアリ侵入の可能性は低くなるというデータもあるようだが、確かに経験でも基礎が低いほど被害は多いと思う。また基礎が高いと点検もしやすく、何らかの問題が生じた場合に工事がしやすいというメリットもある。

E風通しをよくする
構造的な問題との兼合いがあるが、できるだけ風通しをよくすべき!。

F床下の構造材が見えるようにしておく。入れない床下をつくらない
これも広い意昧での予防措置になろう。問題があるのかどうかが分からなければ対処のしようもない。

●必要不可欠な床下点検
あとに述べる木材腐朽菌のことも含め、床下の問題をさらに少なくするには定期的に床下点検をするしかない。最近住宅メーカーのなかには長期にわたる定期点検を、サービスの一環として行うようなところも出てきたようだが、点検項目に床下が含まれているところは極めて少ない。できるだけ早くこうした発想に切り替えてほしい。 シロアリ駆除業者などの専門業者に頼むのもよいかもしれない。こうした場合も引渡し時に住まい手に紹介して業者と契約するようなかたちを取っておけばよい。ただすぐに何らかの処置をしたがるような業者を推薦してはいけない。もしシロアリが発生した場合に薬剤の安全性に配慮した方法が取れるようなところでなければいけない。

●シロアリ駆除について
教えてもらったホウ酸による駆除処理を行っている。ホウ酸は揮発性がなく、室内空気を汚染する可能性が極めて低いと判断している。

●木材腐朽菌対策
木材腐朽菌対策はシロアリ対策に比べて非常にシンプルだ。木材の種類によっても耐性は異なるが、耐性が低いものであっても木材の含水率さえ上がらなければ腐朽は起こらない, そして実際の対策はシロアリ対策の内容とほぼ一致する。また実際に木材腐朽菌による被害が問題になるのは雨漏りや水漏れ、結露水によるものがそのほとんどである。

協力者:渕上畳店


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