■風土がさまざまなしきもの作る

 地球の上にはいろんな気候の土地があります。
 寒い、暑い、あたたかい、かんそうしている、しめっているなど……。

気候がちがえば育つ植物や動物もちがいます。さまざまな自然の環 境の中で、人びとがくふうを重ねているうちに、それぞれの土地の 暮らしにふさわしいしきものが生まれ育っていきました。世界じゅ うのあちこちで、すぐれたしきものは今も作りつづけられています。

 かりとった動物の毛を、熱湯や蒸気を通してつきかためて作るフ ェルトのじゅうたんは、かんたんな道具と技術でできるしきもので すが、家畜をつれて草原を移動する人びとには、軽くてべんりです。
 強くよったじょうぶな糸に、動物の毛をつむいだやわらかい糸を、 びっしり結んで織り上げるじゅうたんは、作るのに手間はかかりま すが、石やレンガの冷たい家に住む人びとにつごうのよい、じょう ぶなしきものです。
動物の毛で作るじゅうたんは、かわいて冷えこむ土地で、いとなむ人びとが育て たしきものといえるでしょう。

 暑くて湿度の高い東南アジアの人びとは、豊富に生える竹を上手 に使い、細く割った竹の内がわの肉をそぎ落とし、すべすべし たうすい皮の部分だけを使って編んだしきものは、これが竹かとお どろくほどしなやかで、さわるとひんやり感じますし、トウモロコシ を常食にする中南米の国ぐにには、トウモロコシの実をつつむ、 うす皮で作った、さくさくとしたはだざわりのしきものもあります。

 どれもみな、その土地にたくさんある材料でできる、その土地の 気候に合ったしきものです。
日本にもありますね!皆さんなんだか判りますか?

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