●畳の取り扱いと特性

【イ草を食べて活性酸素を退治】

イ草はと呼ばれています。
この度、北九州私立大学国際環境工学部の森田洋講師らの研究グループから、イ草についての報告があり、活性酸素の除去作用や抗菌作用があることが分かりました。
 活性酸素は、老化をはじめとする、様々な病気の原因に関係すると言われています。もちろん酸素は私たち人間にとって必要不可欠なものであり、活性酸素そのものも体を守る働きがあるのですが、体内に活性酸素が作られすぎると、体に悪影響を与える原因となります。強力な酸化作用によって、体の中にサビをまき散すことにより、生活習慣病などの病気を引き起こし、細胞を蝕み、脳の病気なども招くようです。

 この活性酸素の消去に、イ草がきわめて有効であるという事が明らかになりました。今回行われた実験は、日本食品分析センターの協力で、粉末にしたイ草が、どの程度の活性酸素を消去する能力を待っているかを調べるといものでした。

 活性酸素にはいくつかの種類がありますが、中でも代表的なスーパーオキサイドラジカルについて実験したところ、イ草1グラム当りで4200単位のスーパーオキサイドラジカルを消去する事が分りました。この実験結果は極めて優秀で、他の代表的な物と比較しても赤ワインのおよそ10倍、青汁の約30倍と大変効果が高く、今後、健康な生活リズムに一役買いそうです。

---------ここからはここから下は中薬辞典の文書です----------

<灯心草「とうしんそう」>

処方用名 :灯心草・灯心・灯草・灯芯草
基 原 :イグサ科JuncaceaeのイJuncus effusus L var decipiens Buchの茎髄または全草
性 味 :甘・淡・徽寒
帰 経 :心・肺・小腸

効能と応用

1、清熱利水
熱淋の排尿困難・排尿痛・山梔子・滑石・甘草梢などと用いる
方剤例: 宣気散
2、清心除煩
心熱による焦躁・小児の夜泣きなどに、淡竹葉などとティーバック
にして茶代わりに服用する。

臨床使用の要点

 灯心草の甘淡・徹寒で、寒で清熱し淡で滲利し、主に心火を清し上部の爵熱を下行して小便として排出、清熱利煩の効能をもつ。熱証の小便・赤渋熱痛・淋瀝不爽や心熱煩躁・小児夜躁などに適する。 ただし、薬力が弱いので、病状が軽浅なときか、他の清熱利水薬の補助として使用する。

用  量 :1.6 〜6g、煎服

全形
花序
灯心草薬剤

【異名】虎鬚草(コシュソウ)、赤鬚(セキシュ)、灯心(トウシン)、灯草(トウソウ)、碧玉草(ヘキギョクソウ)、水灯心(スイトウシン)、鉄灯心(テツトウシン)、猪矢草(チヨシソウ)、洋碑洞(ヨウハイドウ)、灯芯草(トウシンソウ)、虎酒草(コシュソウ)、等

【基原】イグサ科の植物、灯心草(トウシンソウ・和名)の茎髄、または全草。

【原植物】イ Juncus effusus L.var. decipiens Buchen
多年生草本で、高さ35cm〜100cm根茎は横走し、多数のひげ根がある。茎は円筒状で、直経1〜2mm、表面に明瞭な筋があり、淡繚色。茎葉はなく、基部に鞘状の葉があり、葉の長いものは淡赤褐色、短いものは褐色か黒褐色で、光沢がある。複合集散花序は、仮側生し、多数の小花が密集して束になる。花は淡禄色で、短い花柄がある。花被は6枚で、2輪、裂片は披針形、長さ2〜2.5mmで、背面は栗毛におおわれ、周辺は膜質で、縦脈が2本ある。雄しべは3本で、花被より短い。子房は3室あるが、花柱は明瞭でなく、柱頭は3個。葫果は卵状三稜形か楕円形で、長さ約2mm、先端は鈍形で、淡黄褐色。種子は多く、斜卵型を呈している。開花期は5〜6月、結実期は7〜8月。湿地や沼地周辺に生える。分布は中国の全国各地。本植物の根と根茎も薬用にされる。

【栽培】
気候土壌
温暖湿潤の環境を好む。土壌は肥沃な粘土と粘質壌土が比較的よい。一般には肥沃な水田に栽培される。

■繁殖
株分け繁殖。四川地区では12月か1月に植える。まず田を耕し、人畜糞尿を施し、土を細かく砕き平らにしてから、古い株を掘り起こし、1束が8〜10本になるように分け、水稲を植え付けるように、条間・株間各33cm〜45cmごとに、田に植え付ける。

■耕作管理
3〜4月に新苗が出てから、草を抜くときに、古い株を泥の中に踏みつけて入れ、あわせて追肥を行う。肥料は人畜糞尿を主とする。6月中に、再度除草し、追肥を1度施す。以後は、田に常に浅く水がある状態を保持すれば、生長によい。このようにして3〜4年連続収穫したら、株を掘り起こして別に植える。

【採集】
秋。茎部を切り取り、日干しする。または茎皮を縦に裂いて皮を取り去り、随をとり、日干しする。

【薬剤】
乾燥した茎髄は、細長い円柱形を呈し、一般には長さ50〜60cmだが、1m以上に なるものもある。表面は乳白色ないし淡黄白色、あらく、細かい縦溝がある。 拡大鏡で観察すると、表面に多くの糸状のものがあり、互いに交差して網状に なり、もっとも外側の部分は短毛状を呈していることが多い。質は海綿のよう に軽く柔らかく、やや学力性があり、切断しやすく、断面は平坦でなく、白色 。においはかすかで、味はうすい。色が白く、長く、きめが揃い、弾力性のあ るものを良品とする。産地は、江蘇、四川、雲南、貴州など。四川に産する灯 心草は、外皮を剥ぎ取ったものを灯心といい、外皮をとらないものを灯草という。 また同属植物の野灯心草などもまた灯心草として薬用にされる。

【成分】
茎髄は繊維、脂肪油、タンパク質などを含む。茎は多糖類を含む。

【炮製】
《灯心炭》
灯心草を鍋の中に入れ、やや直径の小さい鍋で蓋をし、白紙を 貼り、2つの鍋の接するところを塩泥で封じこめ、空気がもれないようにし 、白紙が黄色くなるまで強火で焼き、火を止め、十分冷めてから取り出す。

《朱灯心》
適宜切り揃えた灯心に、水を散布して少し湿らせ、磁器のかんの中に入れ、 朱砂の細末を加えて、朱砂が均等に混ざるまで何度も振る。

【性味】甘淡、寒。

【帰経】心経、肺経、小腸経に入る。

【効用と主治】
心を清める、火を降ろす、利尿し淋を通す、の効能がある。りん病、水腫、小便不利、黄痘による湿熱、小児の夜泣き、扁桃腺炎、創傷を治す。

【用法と用量】
く内服〉 5〜8分(新鮮なものは0.5〜1両を単用する)を前じて服用するか、丸剤か散剤にする。
く外用〉薬性を残す程度に強火で焼き、研って粉末にして、散布するか、のどに吹きつける。

【配合と禁忌】
虚寒の者は収用に注意する。
中寒で小便不禁の者は服用してはならない。
気虚で小便不禁の者は服用してはならない。

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